国際理解講座 もっと知りたい中国
第1回テーマ 「中国人の日常、日本に対する本音」「爆買い（ばくがい）」という言葉、ご存知でしょうか？日本に来た中国人観光客が日本製品を大量にまとめ買いする、という意味です。中国は今やＧＤＰ（国内総生産）世界第２位の経済大国。2014年には、訪日中国人は240万人を超えました。日本に住んでいる在日中国人も65万人に上っており、在日外国人としては第１位です。大和市に登録する中国人も1,000人を超えています。 日中の距離がますます近くなる中、経済成長の続く中国の一般庶民、とくに大卒のエリートたちは何を考え、どのように生き、日本について、本音ではどう思っているのでしょうか？ 現地で長年取材を続けてきたジャーナリストに最新の中国事情をうかがいます。
第2回テーマ 「中国社会の格差と日中関係」
上海をはじめとする主な都市では高層ビルが次々に建設されているものの、一方で土地を奪われた農民や労働者が各地で激しい抗議行動を起こしています。また、有人宇宙飛行を成功させたかと思えば、大気汚染などの環境破壊が報じられ、化学工場の爆発事故も起きてしまいました。民衆の声は政府に届いているのでしょうか？戦後70年を迎え、今後の日中関係はどう動いていくのでしょうか？現代中国の研究者から中国の格差社会の実態についてうかがいます。
チラシ [
PDF版]講師プロフィール
-
第1回 中島恵(なかじま けい) ジャーナリスト
山梨県出身。新聞記者を経て香港に留学。1996年からフリージャーナリストとして中国、台湾、香港、東南アジアのビジネス事情、社会事情などを執筆している。著書に「中国人の誤解 日本人の誤解」、「中国人エリートは日本人をこう見る」（ともに日経新聞出版社）、「なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか？」（中公新書ラクレ）などがある。中国、香港、台湾、韓国などの社会事情を精力的に取材している。
-
第2回 阿古智子(あこ ともこ) 東京大学総合文化研究科准教授
大阪府出身。香港大学大学院博士課程修了。在中国日本大使館専門調査員、学習院女子大学准教授、早稲田大学国際教養学部准教授などを経て、2013年から現職。著書に「貧者を喰らう国：中国格差社会からの警告」（新潮社）などがある。専門は現代中国論で、現代中国の社会変動が主な研究テーマ。
講座詳細
| 日時 | 第1回 2016年1月31日（日）13：30～16：00 第2回 2016年2月14日（日）13：30～16：00 |
|---|---|
| 場所 | 大和市生涯学習センター（大和市深見西1-3-17） 第1回 207会議室 第2回 303特別室 ※駐車場台数に限りがあるため、公共交通機関等をご利用ください。 |
| 参加費 | 1回300円（賛助会員の方は無料） |
| 定員 | 50名 |
| 申込み | 大和市国際化協会まで事前にお申し込みください。先着順に電話、Emailまたは窓口で受付中です。空席がある場合は当日でもご参加できます。 |
| 主催 | 公益財団法人大和市国際化協会 大和市教育委員会（所管：生涯学習センター） ※平成27年度大和市教育委員会共催事業 |
会場地図（生涯学習センター）
大和市深見西1丁目3-17
